地震のメカニズムを学習できる その2


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地震のメカニズムを学習できる その2

地球の構造と地震のメカニズム

 

 地震のメカニズムを学習できる その1からの続き

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図では上側の 一本の長い方です。

これを しゅう曲(しゅうきょく)モデルといいます。

 

両手にしっかりをもち 左右に引っ張ってみたり 中心に向かって押します。

押し合った場合 力の逃げ場がなくなり しゅう曲モデルは上に曲がったり、下に曲がったりすることがわかりますね。

大陸プレートは海洋プレートと違って軽いので、マントルにしずむことはありません。

しかし同じ大陸プレート同士がぶつかると どちらかが沈み、どちらかが浮き上がってしまいます。

プレートの盛り上がりでできた山が、マッターホルンやエベレストです。

また、力に耐えきれず プレートが割れてしまうことによりできた地形を断層と呼びます。

 

次は図の下側の3つに分かれているものを使います。

これは 断層モデルです。

断層モデルをゆっくり引っ張ったり 中心に向かって押してみましょう。

断層には、

●両方が遠ざかるもの

正断層

引っ張りあいで、ずれた断層です。

 

 

●両方が近づくもの

逆断層

押し合いによってずれた断層です。

 

●すれ違うもの

横ずれ断層

逆方向の力によってずれた断層です。

の、3パターンがあります。

断層は力の逃げ道がなくなった場合に見られる地形です。

この断層ができることによっても地震が起こります。

 

 

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地震の揺れについても実験ができます。

地震の揺れ方はひとつではありません。

地震の揺れ方には2種類あり P波とS波と呼ばれています。

P波は「Primary Wave(はじめの波)」

S波は「Secondary Wave(2つめの波)」を略したものです。

特徴として P波は波の速さが早く S波は遅いです。

波の強さは S波が強く P波は弱いです。

波の種類ですが P波は縦波 S波は横波です。

波の伝わりやすさはP波は伝わりやすく S波は伝わりにくいです。

 

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S波は横波ですが、建物を絶対横揺れさせるというわけではありません。

S波は横波なので、上の図のように表します。

もし震源が建物の真下にあった場合は、S波はまっすぐ上に進んでいきます。

この時は波は左右に揺れているので 建物が波の形と同じく左右に揺れます。

逆に震源から遠い場合は、波の形が上下に動いているので、建物も上下に揺れます。

 

私たちは地球上に住んでいる限り地震をさけることはできません。

地震について対処していけるように 地震の多い国では、耐震の建物が作られています。耐震の建物には、さまざまな工夫がされています。

 

ぜひこの実験をもとに、これからの地震への対処などを考えていきましょう。

 

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