エッチング・ドライポイント プレス機を使った版画 (動画あり)


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エッチング・ドライポイント プレス機を使った版画 (動画あり)

 

小学校の6年生の図工の時間に用いられる 「エッチング版画」

どんな技法かとてもよくわかるビデオです

 

 

 

 

エッチング版画は

腐食液やプレス機を扱うことになるため、小学校では扱える図工の時間が唯一の学べる場所なのだと思います。

 

仕組みなどを知っておくと より理解ができます。

 

 素敵な作品ができるといいですね。

 

 

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 銅版画について

銅版画は版種の分類では凹版画に属します。

小学校で習うレベルの木版画(凸版画)の場合だと、版材の平らな面の色が残り、溝(彫刻刀で彫ったところ)は白く抜けます。

それと全く逆の仕組みが、凹版画の原理です。版の平らな部分は拭き取られ、溝(凹部)の中のインクが紙に転写されるのです。

凹版画の版材には様々な金属板が用いられますが、銅板が最も広く使われています。これは銅という素材の硬さと柔らかさとが、ちょうどいいバランスを持っているからです。凹版形式の版画作品が「銅版画」と呼ばれるのはそのためです。

まず平滑な版材の表面に、溝を作ります。その方法は大きく分けて二種類あります。版に直接、溝を刻み込む直接法(直刻法)と、酸などを利用して版材を溶かして溝を作る間接法(腐蝕法)とです。
次にその溝に油性インクを詰め、版の平らな部分のインクを拭き取ります。そして紙を乗せ、プレス機という道具を使い非常に強い圧力をかけて刷り上げます。
プレス圧によって紙が溝に押し込まれながらインクを引き出してくるので、刷られたインクは紙の表面に盛り上がった状態で現れます。

 

 銅版画の歴史

銅版画の起源については諸説ありますが、15世紀前半にはイタリアのフィレンツェ、ドイツのライン川上流地域、オランダ(フランドル地方)などで制作が始まっていました。その当時の作品は、金銀細工職人の技術と道具から生まれたものです。ビュランと呼ばれる鋭利な彫刻刀を使い、鉄板や銅板に直接溝を掘り込んでいく彫刻凹版(エングレービング)でした。この技法を完成の域にまで究めたのは、ドイツの金銀細工職人の家に生まれたアルブレヒト・デューラー(1471−1528)です。

エッチング(腐蝕法)は、もともとは武器や甲冑の装飾職人が用いていた技術です。金属に蝋を塗り、図案を描いて(蝋を削って)から酸に浸すと、その部分が酸に溶け凹んだ模様になります。16世紀にこの技法が凹版画に応用されました。そしてエッチングは、オランダのレンブラント・ファン・レイン(1606−1669)によって17世紀に黄金時代を迎えます。

18世紀に入ると、点刻法、アクワチント、ソフトグランド・エッチング、リフト・グランドなどが開発され、銅版画の技法は多様化します。また、多色刷りの方法もこの時代に確立されました。

エッチング専用インキ

 

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