原子の性質【元素記号を勉強する教材】

原子とは…物質を作っている最小の粒子です。

厳密に言うと例外も少々ありますが、

　①　　最小の粒なので、それ以上分割できない。　

　②　　なくなったり、新しく出来たり、他の種類の原子に変わったりしない。

　③　　種類によって質量や大きさが決まっている。

　以上のような性質があります。

では、原子っていつ発見されたのでしょうか？

　最初に原子の概念が唱えられたのは紀元前５００年頃。存在が確認できたのは、８０年ほど前の１９２０年代でした。

　約２５００年もの昔、ギリシャの哲学者デモクリトスは、物質はそれ以上分けることのできない最小の単位「原子」で出来ていると唱えました。

しかし当時世界は「火・水・土・空気」の４大元素からできているという考えが支配的で、デモクリトスの考えは広がりませんでした。

17世紀になると、化学者ボイルがあらためて「原子」の存在と、その種類を提唱し、18世紀にはラボアジェという化学者が、化学変化は原子の組み替えにすぎないという「質量不変の法則」を提唱しました。

19世紀にはイギリスの化学者ドルトンが、物質は様々な原子の組み合わせで出来ており、原子はそれぞれ固有の質量を持っていると提唱しました。

　原子の存在が確認されたのは1920年代に入ってからで、フランスのペランという化学者が、実に13種類もの実験で原子が存在すると言う結果を導き出しました。

原子の存在を確認したとしてペランにノーベル賞が与えられたのが1926年でした。

現在発見されている原子が約100種類。たったこれだけの種類の原子の組み合わせで、数え切れない種類の物質ができているのです。

原子とか元素記号とか聞いただけで難しく思ってしまいますが、元素記号をゲームで遊びながら楽しく覚える教材があります。

　【原子モデルカードゲーム】といいます。

　カードを組み合わせて化学式を作り、得点を競うゲームです。

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