【理科実験 工作キット】 和紙をつくろう 紙原料(ミツマタ)


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【理科実験 工作キット】 和紙をつくろう 紙原料(ミツマタ)

 

 

日本古来の和紙を作ってみよう!

 

昔の生活はどんなだったのかな?時代によって変化し続けている 私たちの生活は、これまで何千年もの歴史で発明された さまざまな道具で成り立っています。

最初からあった道具というのは ひとつもなく、すべて誰かが考えて作り出したものなのです。

これからも新しい道具を発明して発展するために、科学の知識を身につけ 研究していかなければならないのです。

古来と変わらない 紙すきを 体験してみましょう。

 

和紙作りに挑戦です。

和紙すきの仕方 手順1

ミキサーで紙原料を適量(20g程度)と 多めの水を入れて、5分位かくはんし、すき舟容器に水を8分目ぐらいはってかくはんした原料をコップ3杯〜5杯分位入れます。

 和紙すきの仕方 手順2 

添付のねり剤をほんの1つまみ(耳かき1杯程度)入れ、丹念にかきまぜます。 

和紙すきの仕方 手順3 

すいてみましょう。

すき枠を手前に垂直に入れ、すばやく前に押しやってすくい上げます。

和紙すきの仕方 手順4

水がぬけていく間に、すき枠を左右、前後、8の字等に振って厚みを均等にします。 

和紙すきの仕方 手順5

 水が完全にぬけたら内枠をとり、すいた和紙原料の形をくずさないように金網ごと取り出します。

和紙すきの仕方 手順6

ベニヤ板等の上に布を敷いて、その上に手早く金網を返して 縁を押さえ、しずかにはがします。

和紙すきの仕方 手順7 

 

 上に布をかぶせその上にすいた和紙をのせていき、5〜6枚重なったらおもしを置いて水抜きをします。 

 和紙すきの仕方 手順8

 完全に水抜けしたら、上からアイロンで乾燥させます。ある程度までかけたら1枚ずつ乾かしていきます。

和紙すきの仕方 手順9

 

アイロンで乾燥させる他に布ごとベニヤ板に1枚ずつ張り付けて干してもよいでしょう。

 

和紙すき 教材 完成品

 

ミツマタが和紙の原料として使われている理由
 ・繊維(せんい)が長く強い
 ・繊維にねばりけがあるので、繊維同士がからみやすい
 ・繊維がたくさん取れる。
 ・栽培をするなど、原料の入手が簡単にできる。
 ・他の植物にくらべ、紙にしやすい。
 ・できあがった紙がきれい。
 ・できあがった紙が使いやすい。

ミツマタ

原料となるミツマタです。天然のミツマタをねり状にし、乾燥させたものです。一晩水につけてかくはんするだけで、ハガキ30枚〜40枚の和紙がすけます。

江戸時代前期(今から約400年前)ごろから紙の原料として使われ始めました。徳川家康(とくがわいえやす)が伊豆(いず:しずおか県)でミツマタの紙すきをすすめたと言われています。今の日本ではお札(さつ)の原料として使われています。他には証券用紙(しょうけんようし)・箔合紙(はくあいし)・賞状用紙(しょうじょうようし)などにも使われています。
 枝が三つに分かれることから三椏(ミツマタ)の名が付けられました。

 

 

 

 

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手すき枠 

 

 

手すき枠。 左から 大判(内寸:475×320mm) 

            はがき判(内寸:150×100mm)  

            色紙判(内寸:273×243mm)  

 

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